住宅ローンが残っている場合

協議が難航する可能性

 

住宅ローンが残っている場合

多くのケースで,不動産には抵当権が設定されていますが,住宅ローンを払っている途中で不動産の所有者が死亡した場合,遺産分割協議が難航することがあります。

 

もちろん,亡くなった方が「団体信用生命保険」(住宅ローン専用の生命保険)をかけている場合は,保険がおりますので住宅ローンはなくなります。この場合,通常の不動産の遺産分割の問題となります。

 

問題となるケース

 

保険に入っていない場合や住宅ローン以外の債権者の抵当権が設定されている場合が問題となります。

 

住宅ローンは亡くなった方の債務です。この債務は,遺産分割協議の結果に関わらず相続分に応じ相続人に割り付けられます。

 

例えば2000万円の住宅ローンがある場合,長男と二男は法律上当然に1000万円ずつ債務を相続します。

 

このように,債務は法律上当然に各相続人に割り付けられますので,

 

①誰が不動産を取得するか

②住宅ローンの負担

 

という問題を巡って相続人間で揉める可能性があります。